【種類別】正月飾りの意味・由来・飾り方まとめ11

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正月飾り 酉年

12月は年末年始の準備で大忙しではないでしょうか。
大掃除に年越しそば、年始の贈り物に年賀状も忘れてはいけません。
そしてなにより正月飾りがないと新年を迎えたという気分にはなかなかなれませんよね。
でも最近はいろんな正月飾りが増えてきていて何をどうするのかがわかりにくくなっているのも事実。
今回は正月飾りについてどんな意味があるのか紹介します!

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正月飾りは大きく分けてこの3種類

色々な種類の正月飾りがありますが、実は大きく分けると3種類に区別できます。

依り代

正月に歳神様がやってきます。
歳神様は先祖の霊でもあり、お正月に一緒に過ごすのです。
ただし、神様は特別な存在であるため、普通の所には留まることが出来ません。
そして神様が留まる場所を「依り代」と言います。
門松などのモノに宿る場合と神域という注連縄などで囲った場所を指す2つのパターンがあります。

供え物

やってきた歳神様に振る舞うものです。
おせち料理や鏡餅がお正月のお供え物として一般的です。
時期が来るとその家々で振る舞われます。

予祝

字のごとく予め(あらかじめ)祝う(いわう)という意味です。
正月は農業を始める準備をする時期でもあるため、五穀豊穣を祈願、前祝いをします。

意味も気になるけど、手に入れたり処分したりが知りたい人は下の記事をオススメします!

▶関連記事 正月飾りはいつからいつまで?全部教えます購入から処分までの手順

門松・松飾り

門松
門松(かどまつ)とは、正月に家の門の前に立てられる松や竹でできた正月飾りのことです。
松飾り、飾り松、立て松とも呼ばれています。
新年を表す季語としても使われます。

木のこずえに神が宿ると考えられていたことから、歳神様を家に迎え入れる依り代として使われているようです。
特に常磐木(ときわぎ)と呼ばれる年中緑である木には神様が宿るといわれ、その中でも松は「祀る(まつる)」とかけられていることや、中国などでも生命力、不老長寿、繁
の象徴とされていたため日本でもおめでたい樹木として根付いています。

現在の門松は松というより竹の方が目立っていますが、関西では「根引きの松」という水引を書けた根のついたままの小松が飾られます。

またその目立つ竹には2種類あり、斜めに切った「そぎ」と、真横に切った「寸胴(ずんどう)」です。
そぎは徳川家康が始めたもので、武田信玄を斬るぞという意味が込めて飾ったという説があります。

他にも、仙台などでは松の枝をくくりつけた木を門の両脇に立て、注連縄と藁の飾りかけるというものや三本竹の周りに梅老木(ばいろうぼく)や南天、熊笹やユズリハなどを添える豪華なものまであります。

現在はマンション暮らしが当たり前になり、各家ごとに本格的な門松は設置されなくなりました。
その代わりにマンションの管理者がマンションの入り口に門松をおいたり、一般家庭用に小さな門松や簡易なものに水引を施したものを門柱に飾ることが主流となりました。

またスーパーや商店では門松の絵の書いたポスター(紙門松)で済ませてしまう場合もあります。
門松は12月13日に行われる「松迎え」以降ならばいつでもよいとされていて、松の内に片付けます。
門松を終えた後の正月を、「松過ぎ」と呼ぶそうです。

時期:大正月
種類:依り代

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注連縄(しめなわ)

注連縄
注連縄は現実社会と神域を分ける結界で厄や災いを祓う(はらう)の役割を持っています。
正月には主に家々の門、玄関、出入り口、また車や自転車などにしますが、水田などで雷が落ちた場所を注連縄を張って、五穀豊穣を願う習わしが各地にあります。

天照大神が天岩戸から出た際に、二度とは入れないように注連縄を張って塞いだのが起源とされています。
編み方の向きで意味が違い、時計回りに編む「左綯え」は太陽の巡行、火、男性を表し、反時計回りの「右綯え」は水、女性を表しています。
祀る神様の性別により注連縄を使い分けます。

また種類も多くあり、大根締め、ゴボウ締め、輪飾り、玉飾りなど地方によって様々です。
注連縄はダイタイの実やユズリハの葉、ウラジロの葉や海老を飾ることが多いが、東日本の注連縄は数十センチの細い注連縄を、直径数センチの輪を結わえた簡易的なものが多く、京都では「ちょろ」、東京では「輪飾り」、東海では「輪締め」などと呼ばれています。
東関東では本来の注連縄の代用として飾られる場合が多いです。

近年は更に簡易になり家庭用にビニール製の注連縄も増えてきました。
どんと焼きなどではビニール製のものは拒否されるので注意しましょう。

時期:大正月
種類:依り代

▶関連記事 正月飾りはいつからいつまで?全部教えます購入から処分までの手順

歳神棚

歳神さまをお迎えするために設ける棚を歳神棚、歳徳棚、正月棚などといいます。
歳神さまはその年の徳神のことで、この神のある方角を「明けの方」または「恵方」といい、よい方角とします。
そのため歳神棚はその年の恵方に向けて吊るのです。

だから本来、歳神棚は天井から縄で吊してどの方角にでも迎えられるようにこしらえます。
これは歳神さまを特別の神様として扱い、恵方から降臨する歳神さまを迎え入れて良い運、縁を得ようとするものです。

歳神棚はヌルデの木でつくり、松と竹で飾り、御幣を立て、鏡もちをお供えします。
また竹ひごで鶴亀や炎や扇などの形に編んだものを「神酒の口(みきのくち)」といい、歳神棚に備える御神酒徳利(おみきとっくり)の口に挿します。
これらは正月飾りが売っている暮市などで手に入ります。

歳神棚は特別に棚をこしらえるのが本来の姿です。
けれども最近では簡略化され、普段の神棚に新しい注連縄を貼って神域をこしらえたり、様々な細工を施して正月の間だけ歳神棚として迎えたりする方法もあります。

時期:大正月
種類:依り代

鏡もち


鏡もちとは歳神様にお供えするためのものです。
鏡もちは「もちいかがみ」「おそなえ」「おすわり」とも呼びます。

鏡もちが丸くて平たいのは、昔の銅鏡に由来しています。
大小2つの餅は陰と陽を表し、重なることで福徳が重なりおめでたいと考えられています。

鏡もちは歳神棚に飾りましたが、最近はあまり歳神棚を用意するところは少なく、床の間に飾ることが多いです。
三方(さんぽう)の上に紙(半紙又は奉書紙、または四方紅)を敷きます。
その端が三方から垂れるようにします。
紙の上に裏白(うらじろ)を色の薄い方(白い方)が上になるようにのせます。
その上に大きい餅、小さい餅と2段に重ね、その上に枝と葉が付いた橙(だいだい)を載せます。
更に、御幣や昆布、するめ、伊勢エビなどを飾ることもあります。

細かく由来を見ていきましょう。

三方

神様のお供え物を載せる台。
古代には、高貴な人物に物を献上する際にも使用されました。

橙は「代々」繁栄するという縁起を担いでいます。
最近はみかんを載せたり、みかんの形をしたおもちゃを飾ることも多いですね。

裏白(うらじろ)

常緑であるシダは左右が対になっていて、対になっていることが夫婦、常緑が永遠、円満、つまり夫婦円満を意味しています。
古い葉が落ちずに新しい葉を生ずることから繁栄を願うといわれています。
また、名の通り、裏が白く、白を上にして飾るのは「裏返しても潔白である」ということを表しています。

御幣(ごへい)

御幣(ごへい)とは、神道の祭祀で用いられる道具の一種です。
2本の紙垂を紅白の紙を稲妻状に折ったものです。
赤い色は魔除けの意味があります。
橙と餅の間や餅と裏白の間に飾ることが多いです。

串柿(くしがき)

正月飾りにおいて串柿は剣を表し、橙を玉、餅を鏡とし、三種の神器に見立てられました。
また柿は長寿の木であり、「幸せをかき集める」などといわれ縁起物とされています。
餅の上に飾り、橙の前に串に刺さったいくつかの干し柿が並びます。

海老(えび)

おせち料理にも並びますが、その姿になぞらえ、腰が曲がるまで長生きできるように長寿を祈るものです。
真正面から縦に覆い被さるように飾ります。

水引(みずひき)

水引はめでたいことに欠かせないものです。
小さい餅を囲い結び目が前に来るように飾ります。

扇(おおぎ)

末広(すえひろ)ともいい末長く繁栄していくようにとの願いが込められています。
鏡もちの後ろに後光が差しているように飾ります。

昆布やするめ

どちらも海の幸であり、昆布はよろこぶ(よろこんぶ)、するめは「あたりめ」とどちらも縁起の良いものです。
餅の下ひいたり、挟んだりして飾りますが、鏡もちとは別で飾ることも多いです。

鏡もちは関東では1月11日、関西では1月20日まで飾り、鏡開きといい割った餅をみんなでいただきます。
普段は餅を切って食べると思いますが、「切る」は忌み言葉なので使うのは控えましょう。

時期:大正月
種類:供え物

おせち料理

おせち料理は宮中料理から始まったとされ、節句のごとに神様にお供えするものでした。
時代が新しくなるにつれ、正月イコールおせち料理となっていきました。
今も昔も正月に欠かせないものの一つですね。

おせち料理については別で詳しくまとめたので以下の関連記事をご覧になってみて下さいね。

▶関連記事 正月はやっぱりおせち料理だね!作法や由来と最新の楽しみ方

時期:大正月
種類:供え物

削り掛け(けずりかけ)


削り掛けは地方によっては、花、削り花、十六花などと呼ばれ、一段、二段、三段、五段、十二段にも削り掛けたものがあります。
木の皮を削いで削りかけたもので小正月の種々の儀礼に用いられます。

紙のない時代に御幣の代わりに使用されていたといわれ、また生花が手に入らない時期に生花の代用にされたとも言われます。
削り掛けの材料は柳、ニワトコ、ヌルデ、くるみが使われますが、柳が一番多いです。

主に撤去した門松の後に挿しておいたり、まゆ玉の団子と一緒に繭玉に挿したり、小豆がゆをかき混ぜてから神棚にお供えしたりします。
地域によっては粟穂稗穂(あわぼひえぼ)と同じように扱われます。

時期:小正月
種類:依り代・予祝

粟穂稗穂(あわぼひえぼ/あぼへぼ)


「アボヘボ」と呼ばれるのが一般的ですが、アオヘボ、アワヒボ、アワヘボ、アーボヒーボなどの呼ばれ方もあります。
小正月に行われるものつくりの代表的なもので、取り入れ時期はこうあって欲しいという五穀豊穣を祈願するものです。

そこらに生えている雑木をつかって、粟や稗に模して作ったもので、さらには米などの穀物からにんじん、ゴボウ、いもなどの根菜などのを模して作ります。
これを堆肥置き場や畑、家の神棚に飾るのです。

時期:小正月
種類:予祝

繭玉・餅花(まゆだま・もちはな)


日本では農作物ともう一つ重要な産業がありました。
それは絹です。
今でこそほとんど養蚕農家はなくなってしまいましたが、昔は日本各地で養蚕が盛んでした。
けれども、今でもまゆ玉という風習だけは各地にのこっているのです。

米の粉でまゆの形や丸い団子、農作物の形をした団子を作って、柳や樫などの木の枝に挿して、養蚕や農作物の安全と豊作を祈願するのがまゆ玉です。
主に東北や中部地方で広く行われていた「餅花」が広まったと考えられています。

完投では神社などで紅白の最中の皮を半円球にしたものをしだれ柳を左右からはさんでつけて、小判や恵比寿様大黒様の張り子を下げたものを「まゆ玉」といって売っていました。
これは商売繁盛の縁起物として売られていたようです。

時期:小正月
種類:予祝

破魔矢・破魔弓

破魔矢
破魔矢(はまや)とは、正月の縁起物として初詣に行った際に寺院・神社で授与される矢です。
破魔弓(はまゆみ)と呼ばれる弓とセットの場合もあります。

魔を打ち破る縁起物として考えられており、鬼門の方角に刃をむけて飾ります。
2017年の鬼門は東になります。
場所は絶対という場所はありませんが、頭上に飾るようにしましょう。

時期:小正月
種類:予祝

▶関連記事 正月飾りはいつからいつまで?全部教えます購入から処分までの手順

床の間飾り

生花 正月
床の間飾りは今色々でており、すべてを紹介しきれませんが一部を紹介します。

掛け軸

その年の干支の絵や「謹賀新年」「賀正」と書かれた正月を祝う言葉、または書き初めしたものを飾ります。

生花

生花だけでなく、フリーズフラワーなどで洋風に飾ることも最近は多いです。
正月に相応しく華やかに飾りたいですね。

張り子

張り子に限らずその年の干支の人形飾りやおめでたい獅子舞、宝船など色々飾ります。

時期:小正月
種類:予祝

まとめ

正月は1年の始まりを祝うと供に、今年1年をどう過ごしたいかを考える行事・時期でもあります。
しっかり年末に準備して気持ちよく過ごすことで1年がよりよいものになるようにしましょう!

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